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2019.3.27

古き好き時代の「自分語り」 矢野敏夫のシネマユニットガスの時代

Artists

  • 4本上映

OPEN 18:15 / START 18:45

解説
⦿矢野敏夫というAV監督が20世紀末から数年いたらしい。多分、居たのかもしれないが、へんてこなAVしか撮れなかったらしい。
ふと、矢野のAVをスクリーンで上映したいと思った。「自分の映像はどのようなものだったのだろう?」と見てみたくなった。
⦿一本目の高槻彰監督作品「*******」は、就職活動をしていた矢野が「つい、うっかり」見てしまったためにAV会社に就職したという傑作。AV会社でこんな映画が撮れるなら僕もやる、と思ったらしい。
⦿二本目の平野勝之監督作品「男の妄想ドキュメント 巨乳VS美脚モデル」は会社の中でADとしてくすぶっていた矢野を見かねた平野さんがプロディースをしてくださった矢野のデビュー作。「好きなものを撮れ、ただしハメ撮りで。」と言われ何もかもはじめてのハメ撮りを行い、奇抜過ぎる編集をした挙句、平野さんに換骨奪胎脱構築していただき、ほぼ別物になった作品。それでも、お情けで矢野の映像や編集をギリギリまで活かしてくださった。これを見て、ターボ向後監督が「girlfriends」の仕事を回してくださいました。
⦿三本目の「girlfriends」はターボ向後さんが作ってらっしゃった「ハメ撮りドキュメントシリーズの1コーナーとして制作されました。およそAVでは考えられないPOPでキュートなパッケージで、今までのAVでは切り取っていた「余白」の部分を最大限に活かした作品群でした。そういう環境でなければ矢野も「笠木忍編」を作れなかったと思います。撮影に9ヵ月くらい、編集に3ヶ月位かかりました。この作品はいいね、とほめていただくのですが、「笠木忍が勝手に動いてくれたのを、矢野がなんとなく撮っただけ」と思います。だからもう2度と撮れないと思います。でも、だからこそ、「20年後のgirlfriends笠木忍」を撮りたいのですが、撮らせて貰えないらしいです。
⦿四本目の高槻彰監督作品「私たちのSEX見て下さい」(笠木忍パート)は、笠木忍とドタバタをやっていた矢野敏夫が「自分たちを客観的に撮ってほしい、と高槻監督にお願いした末の作品。高槻マジック恐るべしでした。素晴らしい作品でした。矢野が気が狂っているさまをお楽しみください。
矢野としては恥ずかしい限りの作品群ですが、ごゆっくりお楽しみ下さい。