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2018.11.18

平野勝之と森下くるみのラブラブ映画熟

Artists

  • ゲスト:東良美季 (「裸のアンダーグラウンド」著者)
  • トークライブ上映 平野勝之×森下くるみ×東良美季

OPEN 09:30 / START 10:00

トークライブ上映 平野勝之×森下くるみ×東良美季



テーマは「家族とAV」


この難しい問題に挑戦した平野作品2本を、みなさまと考えながら楽しむ??上映会です。


ゲストに9月に「裸のアンダーグラウンド」を出版したばかりの東良美季さんをお迎えして、90年代のAVの状況も語っていただきます





作品


〇 「アンチセックスフレンド募集ビデオ」劇場版 59分 1994年



本作はAVメーカー、V&Rプランニングからの依頼で「セックスフレンド募集ビデオなるものを否定してほしい」


という依頼から端を発したものです。”セックスフレンド募集ビデオ”とは、当時、素人男優参加もののハシリで、ビデオの内容で


女優が「私のセックスフレンドを募集しまーーす」(ヤラセ)みたいな感じの内容で、これがAV業界では流行っていた。


こういう流れを否定したものを撮ってくれという事だった。


そこで自分が考えた内容が、当時、婚約していたので、婚約者を連れていくと親に言って、ニセ婚約者であるAV女優を実家に連れていき


親が喜んでいるところを「この人は実は婚約者ではなく、セックスフレンドです」と言って怒られるのを撮れば、否定になるのではないか?と(笑)


いささか勘違いしたアイデアを思いつき、実行に移したドキュメントです(笑)


これがどうなったか?本編をご覧ください。


また、本作はオリジナル版より、元のティストを壊さないように注意深く劇場用に再編集し、しっかり「映画」として完成させたものです。




〇「プライバシーゼロ 秘密ライフ」 2000年 78分



「アンチセックスフレンド募集ビデオ」を見て感化された、AV制作会社の新入社員、榎本靖君


彼も両親にAV会社で働く事をカミングアウトしたい、と語る。


そこで、悪い平野チームが結成され、彼の願望を叶えるべく、両親カミングアウト大作戦が展開される。


デモ田中、ぺヤングマキなどが参加し、いたたまれなくも、悲しい笑いが表裏一体となって展開されていく。


親と子供が考えている事はここまで違う、という、ある種社会的(?)なエンターティメント。


まず、見ることができない貴重な記録となっている。


”AV対両親”という、どこまで行っても埋まらない壁に、ひたすら挑戦しようとする、青春映画でもある。